ヘルニアという言葉はよく聞くかもしれませんが、どのような症状かご存じでしょうか。

ヘルニアとは、臓器や組織の一部分が本来あるべき場所からはみ出してしまっている状態のことをいいます。

ヘルニアには、内ヘルニアと外ヘルニアの2種類に分けられます。

・内ヘルニア…食道裂孔ヘルニアや椎間板ヘルニア、腸間膜裂孔ヘルニアなど、腸間膜やくぼみのある部分に内臓が侵入してしまっている状態。

・外ヘルニア…鼠経ヘルニア（脱腸）や大腿ヘルニア、腹壁瘢痕ヘルニアなど、腹部の外に臓器の一部が飛び出した状態。

中でも、椎間板に起こるヘルニアが一番多く、首に発症する頸部椎間板ヘルニア、腰に発症する腰部椎間板ヘルニア、胸に発症する胸椎椎間板ヘルニアなどがあります。

骨と骨をつないでいる椎間板というクッションの役割をしているものが、左右または後ろなどにずれている状態で、そのずれた椎間板が神経に触れたり、神経を圧迫すると、脚の痺れや腰の痛み、指先の痺れを招くのが椎間板ヘルニアです。

原因は、以前は遺伝や加齢によるものが多かったのですが、最近では若年層にも増えています。

椎間板自体の老化は、10歳頃から始まりますが、それを飛び出さないよう支えているのが回りの筋肉です。

しかし、姿勢が悪かったり、骨格の歪みがあったりすることよって筋肉に常時負荷がかかっていると、筋肉が固くなり椎間板を支えきれなくなってしまうため、首や腰、胸などにヘルニアが起こってしまうのです。

椎間板ヘルニアが発生しやすいのは、負担のかかりやすい頚椎（首）と腰椎（腰）です。

首の場合は首・肩こり、背中の痛み、腕のだるさ、脱力などの症状が出て、さらに悪化すると足の痛みやしびれなどが起こることもあります。

また、腰の場合は多くは片方の足に障害が起こりますが、症状が進んでしまうと、両足が麻痺して日常生活も不自由になったり、膀胱障害を起こしたりすることもあります。

そこまで悪化すると手術するしか治療法はなく、しかも手術したとしても数年後に再発する場合も少なくありません。

再発してしまうと、治療はさらに難しくなります。

椎間板ヘルニアは、姿勢の悪さや骨格の歪みによる筋肉疲労が大きな原因となります。

そこで、当院ではまず筋肉のコリをほぐし、痛みを和らいだ後、全身のバランスを整える施術を行ないます。

当院独自の「ゼロ整体」で骨格や骨盤の位置を矯正し、さらにインナーマッスルも鍛えます。

それまで過剰にかかっていた負担をゼロにして、筋肉をバランスよくつけていけるように整えていきます。

それにより正しい姿勢身に付き、ヘルニアが再発しにくい身体へと変わっていきます。

当院では、痛みのない健康な身体を目指して心を込めて全力サポートいたします。

ヘルニアの症状にお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。